CDラック|周辺の音楽 「Roberto il diavolo」Giacomo Meyerbeer(1791-1864)

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ジャコモ・マイヤベーアの「悪魔のロベール」です。怪奇小説オペラという変わったジャンルで、当時はかなり評判が良かったらしいですが、これも現在はあまり観る機会がありません。ショパンはこのオペラについて1831年12月12日付けのティテュス宛ての手紙の中で絶賛しており、舞台の様子を詳細に報告しています。さらにフランショームとの共作で「(チェロとピアノのための)マイヤベーアのオペラ「悪魔のロベール」の主題による協奏的大二重奏曲 ホ長調」を書いており、1833年パリのM.Schlesinger社から作品番号無しで出版されています。さらにこの二重奏曲は6年後の1839年にPiano Duo版としてイ長調に編曲され作品番号15として同じM.Schlesinger社から出版されました。

●「悪魔のロベール」
●台本:ウージェーヌ・スクリープ
●作曲:ジャコモ・マイヤベーア 1831年
●登場人物:ロベール(ノルマンディーの公爵)、ベルトラム(ロベールの友人、父)、ランボー(ノルマンディーの騎士)、アリス(ロベールの乳兄妹)、イザベル(シチリアの女王、ロベールの婚約者)

第一幕:シチリアの港の広場の居酒屋で酒を飲むロベールと親友のベルトラム。そこへノルマンディーの騎士団がやってくる。騎士団の中のランボーという男が自分の故郷のノルマンディーにはロベールという公爵がいて、悪魔の子だと噂話を始める。横で聞いていたロベールは怒ってランボーに剣を抜くと、ランボーは詫びながらロベールを探しに来たのだと言った。その証拠に騎士団にはロベールの乳兄妹のアリスが同行しており、ロベール宛の手紙を預かっていることを伝える。アリスはロベールの母親が亡くなり遺言状を預かってきたことを話す。そこにベルトラムが割って入るとアリスの顔色が急に変わり、アリスはその場を立ち去ってしまう。ベルトラムは騎士団とロベールを博打に誘い、ロベールが一文無しになるまでけしかける。

第二幕:博打に負けて一文無しになってしまったロベールは婚約者イザベルを訪ねる。イザベルとの結婚を賭けた大事な御前試合の前に甲冑も何もかも無くしてしまったロベールだが、イザベルは新しい甲冑を与える。しばらくしてロベールの元にベルトラムがやって来て、試合の相手が森へ来いと言っていると伝えるとロベールは森へと向かう。一方、試合場では森に来いと言ったはずの決闘相手がロベールの到着を待っていた。結局、試合場に現れないロベールは不戦敗になってしまう。

第三幕:地下洞窟で悪魔と共に祈りを上げるベルトラム。これまでの出来事は全てベルトラムがロベールを陥れるための罠であった。悪魔であるベルトラムの息子、ロベールを今日の深夜12時までに悪魔にしないと永遠に彼を失ってしまう。その祈りを外で偶然聞いていたアリスはとっさに十字架を握るがベルトラムに見つかってしまう。間一髪のところでロベールが通りがかり、ベルトラムがロベールに近づく隙にアリスはその場から逃げ出す。ベルトラムは御前試合の相手からイザベルを取り返すために聖ロザリエの木の枝を取りに行けとけしかける。
聖ロザリエの僧院ではベルトラムの歌で蘇った尼僧の亡霊たち一斉に踊り出す。ロベールは尼僧の亡霊に誘惑されるが、魔法の枝を取るとイザベルの城へと急ぐ。

第四幕:イザベルの城では婚礼の準備がおこなわれている。そこにアリスがやって来てロベールの身が危険であることをイザベルに伝える。しばらくしてロベールが城に着き、魔法の枝を一振りすると、その場にいた皆が眠りにつく。ロベールはイザベルだけを起こし、無理矢理連れ出そうとする。引き留めるイザベルにロベールは愛を失ったと誤解し枝を折ってしまう。魔法が消えて目覚めた兵士にロベールは捕まってしまう。

第五幕:ベルトラムに助けられ教会に逃げてきたロベール。ベルトラムから、悪魔と人間の間に生まれた子であると聞かされ、その父親がベルトラムであることを知らされる。全てを告白したベルトラムは悪魔の仲間に引き入れようとロベールを説得する。そこにアリスが現れて、イザベルが決闘相手との婚約を解消した事を伝える。父親と妹の間で心が揺れるロベールに、ベルトラムは誓約書を見せ、お前は悪魔にならなければならないのだと強く迫る。ベルトラムと共に立ち去ろうとするロベールに、アリスは母親の遺言状を見せる。そこには父親の言うことには従うなと書かれていた。その時、深夜十二時を告げる鐘が鳴り響き、ベルトラムは燃え上がり炎と共に消えてしまう。ロベールはその場で気を失うが、駆けつけたイザベルや他の皆から神に忠実であったことを祝福される。

[Roberto il diavolo]Maggio Musicale Fiorentino Orchestra&Chorus
Nino Sanzogno, conductor
Live performance,Florence,May 7, 1968
OPERA D’ORO OPD-1341

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