原田光子『天才ショパンの心』

天才ショパンの心 1940年代

ヘンリク・オピエンスキ教授コレクションの書簡集の中から著者の原田光子さんが219通を選び、まとめたものです。いわゆる書簡集とは違い、ショパンの一生と心の歴史を彼自身の言葉で語らせたかったと原田さんは書いています。手紙の翻訳に関しては著者自身「不可能」と断言しており、その理由として「ラテン文、スペイン文、フランス文、イタリー文、ドイツ文が随所にはさまり、ポーランド特有の郷土的表現法や、綴りの間違いの為に誠に読み辛く、思いがけぬ苦心をさせられました」と書かれています。著者の原田さんは若くして亡くなられていますが、病気をおして、この本を完成されたかと思うと感謝せずにはいられません。
原田光子さんの本で有名なのはクララ・シューマンの書簡集だと思いますが、他にも「フランツ・リストの生涯」「パデレフスキー自伝」「大ピアニストは語る」などを書かれています。

書籍名:天才ショパンの心
著者:原田光子
出版社:第一書房
発刊日:S17/9/20
価格:2圓30錢
頁数:433
初版:5000部

「ヘンリク・オピエンスキの本【資料室】

※本の仕様や価格は当時のものです。最新情報は購入サイト等でご確認ください。(ショパンの本棚管理人)

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1940年代
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