先日、音楽系の古書界隈で有名な徳尾(とくのお)書店さんからヒラーの手紙を買いました。
このジャンルに手を出すかどうか、相当迷いはあったのですが・・・どうしても欲しい。欲しいとなったら止まらない。ということで買っちゃいました。
届いた手紙ですが実物はかなり薄くて小さい!触るのも怖いです。何も考えず素手で触ったことを後悔しつつ、iPhoneでパシャリ。データ化するためにGoogleドキュメントに入れて今話題のAIに適当かついい感じに翻訳してもらいました。
内容ですが、ヒラーからフランショームに宛てた手紙でした。どちらもショパンと深く関わりのあった2人。めっちゃ嬉しいです。コンサートに行けないとかなんとか。ヒラーが演奏家として参加予定だったのか、ただのコンサートのお誘いの断りなのか。日付もなく特定は困難。
古いフランス語らしく正確な解読は難しいそうなので画像も一緒に上げておきます。読める方は画像の方を参照してください。勝手に公開することをヒラー先生もお許しください、、
いや〜このジャンルは本当に沼ですね(笑)徳尾書店さんからは綺麗なカタログも送っていただきました。困っちゃいますね←
宛名:ムッシュ フラショーム様
親愛なる友よ、
この手紙を書くのは私にとって非常に難しいことですが、それでも他に方法がありません。先日、あなたのコンサートに参加するという特別な許可を得たことは非常に嬉しかったのですが、今は参加することができないという現実を伝えるのは非常に辛いです。旅行の遅れがあり、予定通りに動けないのです。
まず第一に、あなたに直接会えなかったことが残念でなりません。この国にいる間、あなたに会ってその才能を共有する機会を持てなかったことは非常に残念です。
私の思いは、世界があなたの才能をさらに認識する日が来るということです。私が考えていることや最初のアイデアをあなたと共有したいと思います。そして、あなたもきっと私が感じている喜びを共有してくれるでしょう。
最後に、非常に満足しており、再びお会いできることを楽しみにしています。パリで再会することを願っています。
どうか私のことを忘れないでください。そして、私が決して他の友人を忘れないことを信じてください。
フェルディナント・ヒラー